戦うコンピュータ

戦うコンピュータ―軍事分野で進行中のIT革命とRMA

戦うコンピュータ―軍事分野で進行中のIT革命とRMA

すげぇオモシロイ。ソフトウェアの進化の歴史そのものって感じ。
機械→電子化→モジュール化→ネットワーク化→P2P
人間の命がかかっているだけあって、すんごいシステムが構築されている。
戦場では、プラットフォーム同士がネットワーク化され情報を共有できる。あるプラットフォームがレーダーでとらえた敵の情報が、味方全体に流される。こうすることによって、全てのプラットフォームがレーダーを出しまくって位置を特定されずに済む。
兵站がどこまで来ているかもPDAで確認できる。これによって、過剰な発注を防いでいる。
戦闘機も、コンピュータの制御が無ければ飛べないほど重心が後ろに設定されている(不安定だが、制御できれば動きやすい)らしい。
戦闘機に搭載されているソフトウェアとミサイルのソフトウエアのバージョン問題が発生するらしく、このソフトウェアだとこのミサイルは搭載できない等の問題が発生するらしい。
戦場の情報化によって、よく映画に出てくるような、上官からの命令待ちの兵隊という様相が、与えられた情報から最適な行動をとる兵隊へと変化する。戦場の人間に対する負荷は逆に高まっている。
しっかし、軍事の世界はアクロニムが多くて、名前が何を示しているのか憶えられねー。