論理的に考えて、論理的に書く

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

最近、他人に自分の仕事を説明することが多い。でも、説明が伝わりにくいことが多いので
どうやったら自分の考えを他人にうまく説明できるのかを知りたくて買ってみた。


結果、大当たり。ものすごい名著。言語非依存な論理的な考え方と、書き方を説明した本。すばらしすぎ。何回でも読み直す価値あり。
この内容を理解せずに報告書を書くのは、間違いなくシロウト。
この本で論理的な文章のアーキテクチャがどうあるべきかを学んで、「理科系の作文技術 (中公新書 (624))」で
日本語に依存する表現を学ぶべし。


人間はたくさんのことを同時に覚えられない。最大7個くらいまで(マジックナンバー7)。
また、時間的制約等で、すべての人が一字一句の文字を読めるわけではない。
このことを考えると、文章は人が速く理解できる構造(ピラミッド型)で書くべき。

ピラミッド構造の作り方

状況を明らかにして、どういうまずいことが起こったのか、この作業はどういう疑問に
答えようとしているのかを明確にする。
説明を始める前に、疑問を明らかにすべし。

導入部はどうあるべきか?

導入部は、読む人を書き手と同じ認識に引きずり込むために存在する。
最初は読み手と書き手が合意できる点から書き出す。その後複雑化して、疑問が生じる。
その疑問を解決するのが本文。また、今後本文がどういう展開をするのかをここで提示。
導入部重要。ここを考える前に本文を考えるべからず。

文章の構成

見出しはメッセージ。構造を見出しにするな。「調査結果」、「結論」サイテー。
縦はQ&A。横は帰納か演繹。キーラインは演繹法の方が良い。