Googleについて

Googleのビジネスモデル

2006-07-04 - My Life Between Silicon Valley and Japan

検索エンジンAdWords/Adsense事業、そのコア事業を支える(昨日詳しく解説した)情報発電所インフラ。グーグルの現在の成功は、この三つの大きな達成によっている。

実際、Googleの強みはこの強力な3つの技術による。
ここからの収入をそのほかのコンテンツ(Gmail, Map, News, Calender等)の開発につぎ込んでいる。どのコンテンツも、他の企業がやって出来ないことはない程度のものに思う。

Googleのプロダクト開発時の思想

2006-07-03 - My Life Between Silicon Valley and Japan

まぁ、こういう開発の諸々を考えあわせると、日に日に大きくなっている自ら構築中の超並列分散処理コンピュータ(「情報発電所」)のOSを、グーグルは粛々と開発していると考えればいいだろう。


他のネット企業は、こんなレイヤーには絶対に力を入れない。


2006-06-11 - My Life Between Silicon Valley and Japan

(5) Innovation, not instant perfection
Google launches early and often in small beta tests, before releasing new features widely


(8) Worry about usage and users, not money
Provide something simple to use and easy to love. The money will follow.

Peace Pipe: Road to CEO - Google 村上憲郎 [seminar]

- 無償のポリシーについて
Google のサービスは無償で提供する.
どうやったら金儲けに繋がるかと考えた瞬間に,サービスが本質からねじれてくる.
自分の友達・家族・コミュニティに喜んでもらえることだけを考えて作る.


コンテンツを無償で提供して、超並列分散OSを作り上げることができるのは、AdWords/Adsenseの金鉱脈があるため。逆に言えばAdWords/Adsenseがダメになったらそれで終わり。

通常の企業っぽいのはこのAdWords/Adsenseをやっている部門だろう。

http://www.listen-it.com/archives/2007/07/google.html

The culture around our advertiser-related projects like AdWords and AdSence - It's a very different culture there. They have a roadmap. It's prioritized and ranked. And it's much more top down.
As much as people perceive Google to be bottoms up, there is a portion of that world that is top-down.


AdWords/Adsenseのような広告関連のプロジェクトのカルチャーはほかのプロジェクトとはかなり違う。ロードマップがあるし、(タスクが?)優先度付けされ、トップダウンだ。Googleボトムアップの会社だと思われているが、(広告関連のプロジェクトのような)トップダウンのプロジェクトが存在する。


Googleの成長はネットの広告がどれほど成長するかに依存している。