「下落局面では勝てない」でFA

最近の証券市場の暴落と、この前の投資セミナーを見て、どう資産を分配すべきなのか考えてる。


お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)」とかこの前の投資セミナーみたいな市場は最も効率的論では、株・債券/国内・海外 に分散投資するのがFAみたい。
つまり、大部分の人が損しているときには損することを覚悟する必要がある。
この状態でのリスク(=資産価値の不安定さ)は、現金と債券をどのくらいの割合で持つかで決まる。下落局面では必ず血が出るけど、現金と債券の割合が大きいと出血が小さくなる。逆に上昇局面で株の比率が多い人ほどのリターンが得られない。
どのくらいのリスクを許容できるか、またはどのくらいのリターンが必要かを過去のデータから見積もって各分野の割合を決定することで終了。


バンガードの人によると、為替のリスクヘッジ日本株・債券だけを多めに持つのは意味がないんじゃないか?とのこと。為替はいつか調整される運命にあるからとのこと。世界の成長に合わせるのが、もっともリスクが小さい投資方法との考え方。


この市場は最も効率的論の根幹にある仮定は、「全世界的には、市場は拡大する運命にある」ということ。逆に、この仮定が(バブル崩壊以降の日本のように)破綻すると、長期保有分散投資はほとんど意味ナシ。


そういう時代にも利益を得ようというのが↓の本

サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践

サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践

この人によると、「景気の大きな流れは予測できる」とのこと。
そこで見るべきなのが

日本
日銀短観
外国人の株式売買動向
アメリ
雇用統計
ISM製造業景況指数

そのほかにも色々書いてあったけど、ここが一番気になった。
景気の動向がもしわかれば、景気後退期に証券で運用しているのを、現金に戻すことができる。
そういう判断が失敗したか成功したかを見るためにも、上記のような指数をウォッチする必要があるなぁ。