オブジェクト倶楽部クリスマスイベント

http://www.objectclub.jp/event/2005christmas/
行ってきました。今回は「ワールドカフェ」が面白かった。やっぱこのイベントのいいところは聞くだけじゃなくて問題意識を持っている人間と話し合えることだ。
逆に今回はワークショップの選択を失敗したかも。会社の金で参加費を払ったからレポートが書きやすい(仕事に直結しそうな)ワークショップを選択したら、今回はあんまし面白くなかった。すなおに、JavaRubyのワークショップをとればよかったかなぁ。
以下、自分が聴いた講演の内容と感想。

  • 『ソフトウェアの生産性と品質を向上させる鍵は何か?』
  • やっぱスパイラル開発だよね
  • もっと個人の能力差を認識して、優秀な技術者を優遇しなきゃだめだよ
  • ソフトウェア産業の発展はユーザの責任でもある。ユーザもよい客であるべき。
  • ソフトウェア開発のパラダイムシフト・「規律」から「アジャイル」へ

この公演は本来経営者とかもっと上の層の人間に聞かせるべき内容だったと思う。事前に本を買って予習して行った(id:bopperjp:20051206#p2)ら、そのままの内容であくびが出そうだった。

  • 『納得の見積もり〜ソフトウエア開発の現場から〜』

FP法とかUCP法とかで見積もりができますよ〜という内容。自分はFPとかUCPとかどういうものかさっぱりわからないので、ワークショップ自体かなりわけわかだった。
でも、「見積もり方法を標準化して、データを蓄積する」というのは確かに、確度の高い定量的な見積もりを出すにはいい方法かもしれない。

  • 『理屈(大脳皮質)では出来ないチームビルディング』
  • ソフトウェア開発の大部分はテスト等の下流工程で工数を食っている
  • 下流工程ではチームの力が重要
  • チームの力を発揮するにはパートナー満足(PS)を高めることが大事

PS向上のためのワークショップだったのですが、「傾聴」とか「誉める」とかを練習させられて、かなり恥ずかしかった。あれをまじめにやったら、誉められてもうがった見方しかできなくなりそう。

  • 『全員参加型ワークショップ(オブLOVEワールドカフェ)』

これが一番面白かった。テーマを与えられて、そのテーマについて話し合う。テーブルには大きい模造紙が置いてあってカラーペンで書き込んでいく。ある一定時間が経ったらリーダー以外の人はテーブルを移って違う人と違うテーマについて話す。テーブルには模造紙が置いたままになっているから、前の人が何を話していたかをリーダが話す。これによってほかの人とのアイディアの共有ができるという仕組み。
自分がいたテーブルでは「生産性がマイナスの開発者がプロジェクトにいる場合、どういう風にすればプロジェクト全体の開発効率を極力下げないようにできるか?」という問題で盛り上がった。結論としては「一人一人の生産性を定量的に見えるようにして、生産性がマイナスな開発者の影響を減らす」ということだったかな?

今回は前回よりもみなさんレベルが高かった。特にベストトーカーに選ばれた人のプレゼンはよく考えてあった(なんか、QoELと企業の会計を絡めたような内容だった)。きっとそのうち資料がアップされるのでもう一度ベストトーカーの人のプレゼンを見直したい。

  • 懇親会

う〜、行けなかった。次こそは行きたい。